



前職を辞めてからプエルトリコとアメリカに遊びに行ってました。
プエルトリコってアメリカ人はバケーションで行くみたいだけど、
こっちからだとなかなか情報もなくて、かなり昔買ったナショナルグラフィックだけ読んで、
ま、友達いるからいいやと、準備なしで行ってみました。
PRはアメリカの自治区(=アメリカ人ならパスポートなしで行けちゃう)。PRにいる時は選挙権がないけれど、アメリカへ移住すれば選挙権があります。たぶんプエルトリコとして独立するのが理想だと思うけど(もしくはハワイみたいに州になるとかね)、アメリカのお金でとりあえず暮らしている方が今は幸せらしく、パブリックハウスというアメリカの助成金で建てられたアパートに住んでいる人が大勢います。無職なら誰でも住む事ができて、月に400ドル無償で支給されます。食べ物はプランテインをマッシュしてフライしたスープ(Mofongo)とか、とかPR人は塩っぱくって脂っこい食べ物が好きなので、PR人は結構恰幅がよろしいです。教育もままならないからかマクドナルドとかバーキンとかアメリカのジャンクフードを子供は食べたがるから(というか、親が食べさせるから)かなり不健康です。海があるから南の珍しいお魚もでも食べれるかなって期待してたけど、これまたレイジーで、輸入した方がいいらしく、せっかくの海の魚を捕る人もあんまりいないらしいです。昔はPR全土に電車がはしっていたけど、アメリカの車社会をまねして車を購入するようになり、電車も廃止されてしまいました。で、車に頼って歩かなくなるし、排気ガスも多いし、渋滞にもなるし、車買う程お金ないから借金はするし。なんかほんと、アメリカの駄目な文化に甘やかされている国です。
でも、いい事もあります。El Yunqueという国立公園はスペインが侵略した時に始めて国王によって保護された西半球で最古の国立公園です。温暖な気候と湿気で、植物は細胞が寒さで壊れる事も心配なし、気違いの様に育ちます。シダは木となり、木は巨大化し、それによって太陽の届かない植物はツタとなり。。。自分の足の下の土の中から空まで届くような上の部分までいろんな生命体のlifeがあるはず。この熱帯雨林の木を見ると、どれでもかならず蘭とか苔とか着生植物がい〜っぱい。蘭とか苔は見ていて可愛いからいいけど、行き過ぎると、その木をいつかは絞め殺してしまう嫌らしいツタもいたりします。まさに生存競争の世界です。日本で森林ツアー行った時にインストラクターが森林というのはみんな仲良く共存していると言っていたのをふと思い出しました。きっと熱帯雨林では通用しないだろうな。El yunqueはPRに行ったら絶対にここは!と思っていた場所なんだけど、本当に行って良かったです。”種の多様性”って言葉が環境の記事で頻繁に出るけど、あんまりピンとしなかったんだけど、この場所を訪れてちょっとわかった気がします。
PRの首都はSan Juan(サン フォアン)でアメリカでも最古の都市/観光名所です。特にold san juanは16世紀のスペインの影響を受けた、マリンブルーのcobblestoneとカラフルな建物が連なっていて、歩いているだけで楽しいです。この瀟洒な街にはかわいい雑貨屋さんや植物に囲まれたカフェも多くて、MojitoとかPina coladaを飲めばパラダイスです。
San Juanの近くではバイオルミネセンスが観られるカイヤッキングツアーがあります。バイオルミネセンスって生物発光って事なんだけど、要するにウナギとか蛍が光るあれです。でもここのはラグーンの中で観る微生物で、小さいわけ。私たちは好運な事に新月の夜に行ったのでたぶんベストな環境。しかもその日のツアーは他のグループがキャンセルした為、私たち4人のみ。かなり期待が膨らみつつ、謎の物体を拝ませてもらおうと、臨みました。沖からマングローブのトンネルみたいな鬱蒼とした運河を30min位漕いで行くと(一瞬kidnapされるかと思ったよ〜)、スーッと清々しい風と共にオープンスペースへ。インストラクターを含めても5人しかいない夜の静粛なラグーンはとっても神秘的。このあたりから水しぶきが白く光ってきました。もっと真ん中まで行くとその光がほのかな青色に変わって来てびっくり。何がびっくりってこんなに無数の微生物がこのラグーンに存在するって事。この微生物は光合成をするらしく(?!)そのエネルギーで発光するらしいです。で、なんで光るかというと、敵の魚がから身を守る為に、接近して来たら、貝類(魚の好物)に光を照らして、逃げるんだそうで。PRは植物だけじゃなくて動物も嫌らしいみたい(最近私の英語力は悪いので間違ってる可能性有り)。。。ま、そんなこんなで小さな生き物はスペシャルな環境があるからこそ生きる稀なもので、世界でもここともう一つどっかでしか観られないそうです。これはかなり貴重な体験だったと思うので、興味ある人はこちらをチェックしてみて下さい。光がどんなもんかも写真があります。でも、実際はもっと神秘的よ。
3週間いたPRで、ほぼ毎日ビーチに連れて行ってもらったんだけど、私の一番のお気に入りはPonceの無人島”Caja de Muerto"です。丁度、友達の姉夫婦がPonceに住んでいるという事で、朝早く出発するので前の晩泊めてくれとお願いしたら、姉夫婦も仕事が休みなので一緒に行くとの事。その晩にPonceのお家に到着すると旦那のお母さん達も来ると。んで、当日の朝みんな集まったらなんと、旦那のMama,旦那の姉の家族、その他諸々、結局12人もいた。。。ほんと、スパニッシュジョーク。無人島には何もないので、お水からご飯(そしてお酒)、ハンモックとかかなり用意周到で来てくれました。PRの海はどこでも基本的に綺麗なんだけれど、人がいないやっぱりより透明で、マグニフィコです。ハンモックでユラユラ寝たり、スノーケリングしたり、トレイルを歩いてビーチで遊んだり。とっても幸せな一日でした。
最後にプエルトリコ人、Boniquaの人柄ですが、私が会った人達はみんな、裏表のないオオラかな人々です。アメリカに居た時は英語がマスト!みたいなとこががあったと思うけど、ここでは私がスペイン語できなくても諦めないで意思の疎通をしてくれます。どこでも都会とか忙しい場所だと、場所とか聞いても一言『何番線。』としか答えてくれない事とか多いと思うけど、PRでは本当に詳しく詳しく教えてくれます。聞いたその人がわからないと、親切に他の人に聞いてくれて、あげくの果てにはそこにいる5、6人で考えてくれたりって事も。後は若い人がお年寄りにとても親切に接している事がわかりました。何かあれば気軽に手を出してあげたり、声をかけてあげたり。フレンドリーなのかな。学生時代に会った友達のロシア人は、プエルトリコ人と結婚し、PRにはまだ半年しかいないのに、スペイン語も達者、PRの歴史や文化をまるでBobicuaのように知っていて、色んな所に連れて行ってくれて感謝です。
日本に帰って来て、唯一心残りなのは。。。マンゴーです。どこにでも大きいマンゴーの木があってマンゴーがいいい〜っぱいなってました。PRを訪れた時は緑だったけれど、そろそろ熟れて来た頃。食べたい。。。
Pic I::epiphyte at el younque
Pic II::Old San Juan
Pic III::Beach
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